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医療機器のご紹介

オープン型MRI 日立メディコ社製 AIRISVento
オープン型MRI 日立メディコ社製 AIRISVento

MRI(Magnetic Resonance Imaging)は磁場内における核磁気共鳴現象から画像を得ることができる検査機器です。
MRI画像は特定原子の密度、緩和時間(T1,T2)を映像化したもので、生理的情報から構成されています。
そのためパルス系列や撮像パラメータを変えることにより、信号強度が変化するので、病態に合った様々な画像を撮像する事ができます。

また任意方向の断層像が撮像できるので、診断上非常に有用な検査機器です。
簡単に言うと、大きな磁石の中に身体を入れ、そこに外から狙いを定めて電波を照射すると、電波の周波数と共鳴した部分から信号を受信することができます。
その信号は体内を構成する水成分によって違うので、その信号の密度や特性に応じて画像化する検査です。

MRI装置の特徴

放射線からの被ばくがない。
非侵襲性である。
矢状断面像、横断面像、冠状断面像など様々な方向の断面像が撮像できる。
軟部組織のコントラストがよい。
組織の形態情報が得られる。
生化学的な情報を得ることができる。
生体内のプロトンに関する情報からの画像構成のため、骨によるアーチファクトが少ない。
造影剤を使用せずに血管像や血流情報を得られる。

マルチスライスCT日立メディコ社製 Supria
マルチスライスCT日立メディコ社製 Supria

CTとは英語でcomputed tomographyの略で、日本語に訳すとコンピュータ断層撮影という事になります。
この検査は、細く絞ったX線ビームを体に向かって1回転させ、対向する検出器で360度方向のデータを検出し、それを変換・積分し、各座標(ピクセル)で、その値を水の値を基準とした濃淡(白黒)で表現する検査です。
そのため、通常のX線検査では検出できない、微小な病変やX線吸収差の小さな病変でも鋭敏に検出することができます。

さらに、当院に配置しているマルチスライスCTとは、通常停止して撮影していた寝台部分を高速回転するX線ビーム(管球)内を自走させることで、大幅な時間短縮 と被爆低減、さらには従来装置では難しかった、3次元(3D)撮影や任意断面(MPR)撮影といった特殊な撮影も簡単に行えるようにした装置です。

医療機器
医療機器
医療機器
デジタル画像処理装置(CR装置)FUJIメディカル Speedia
デジタル画像処理装置(CR装置)FUJIメディカル Speedia

CR(Computed ragiography)装置は、従来のスクリーン/フィルムに代わり、IP(imaging plate)と呼ばれる特殊な蛍光体をX線センサーとして用いるシステムです。
このIPはX線が照射されると、内部にいったんエネルギーを蓄え、これをレーザー光で読取、デジタル信号に変換し画像化します。
この装置の特徴は従来のアナログ撮影に比し、ダイナミックレンジが広く(軟部組織から骨部まで広い範囲にわたって画像観察できる)また、撮影終了後、疾病に合わせて画像の濃度やコントラストを調整することができます。

X線TV装置 東芝製 FULUOREX
X線TV装置 東芝製 FULUOREX

X線TV装置とはモニターにX線透視像が映る装置です。
その像を見ながらバリウムなどの造影剤を飲んだり注入したりしてX線写真を撮影します。

当施設では、主に上部消化管(食道・胃・十二指腸)と下部消化管(大腸)の検査を行っております。
またペースメーカーやIVHポートの造設時にも活躍します。

内視鏡装置 OLYMPUS製 EVISLUCERA
内視鏡装置 OLYMPUS製 EVISLUCERA

当施設では新開発の小型CCDを搭載した消化管用ビデオスコープを採用しています。
このスコープは先端外径5.0mm、挿入部外径6.5mmという極細のスコープで、さらに砲弾型の先端形状を採用しているため、よりスムーズな挿入をサポートします。
また2.0mmのチャンネルを備えており、吸引/生検も可能です。
当院では上部・下部両方の内視鏡検査を実施することができます。

超音波検査装置 日立製 ARIETTA 65
超音波検査装置 日立製 ARIETTA 65

超音波とは、人間の耳では聞くことができない高い周波数の音のことです。
検査では、プローブ(探触子)という器具から超音波を出して、体の中から跳ね返ってきた反射波(エコー)を取り込んで画像として映し出しています。
※US検査には右記のような特徴があります。

放射線による被ばくがありません。
手軽に検査を行うことができ、痛みが殆どありません。
胆石等の石灰化をよく見ることができます。
いろいろな断面を画像として見ることが可能です。
血流の流入量や方向をカラーで観察できます。

血圧脈波検査装置 フクダ電子製 VaSera VS-100
血圧脈波検査装置 フクダ電子製 VaSera VS-100

食生活の欧米化がすすみ、合わせて日常生活での運動不足、高齢化に伴い、動脈硬化が増加しています。
動脈硬化をそのままにしておくと、いずれ脳梗塞や心筋梗塞へと発展していく可能性が非常に高いです。
最近話題の《メタボリックシンドローム》も、動脈硬化性疾患の一つと考えられています。

この検査は、動脈硬化の程度を評価するもので、手足の血圧の差から血管の狭窄・閉塞の程度が、脈の伝わり方から動脈の硬さが分かります。
実際の検査は、血圧を測るような感覚で5~10分で終了します。

骨密度測定装置(DEXA)日立製 ALPHYS LF
骨密度測定装置(DEXA)日立製 ALPHYS LF

DEXA法とは、高2種類の異なるエネルギーのX線を用いることによって、筋肉や脂肪などの厚みに関係なく骨成分だけ を抽出して測定する方法です。
ですから、DEXA法を用いた骨密度測定装置(DEXA装置)は、体格などに左右されずいつも安定した測定値を得ることがで き、骨密度測定装置のゴールドスタンダードとなっています。

アプノモニター
アプノモニター

日中の眠気、いびき、睡眠中の無呼吸、起床時の頭痛、熟睡感がない、などの症状はありませんか?
これは睡眠時無呼吸症候群の診断のための検査装置です。
夜間睡眠中の呼吸、いびき音、酸素レベルが測定できる携帯式の器械です。

遠隔画像診断について

遠隔画像診断とは?

当院放射線科では平成19年3月より、IT技術を活用した遠隔画像診断を開始いたしました。
このシステムは当院で行ったCT検査・MRI検査の画像を、光回線・VPNを利用し遠隔画像診断センターへ転送し、放射線科専門医による読影を行い、そのレポートをインターネット回線を利用したWebで配信するというシステムです。
これにより、従来主治医のみで行っていた診断に、放射線科専門医による専門的な目がセカンドオピニオンとして加わり、より正確で効率的な医療提供の一助になっております。

遠隔画像診断とは?