ひとつの窓口で患者様に必要なすべてをご提供いたします

ひとつの専門分野にかかわってきたことが総合力に繋がっております

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理事長挨拶

ご挨拶

医療法人社団翔洋会 理事長 辻正純

医療法人社団翔洋会の理事長 辻正純です。

私は、もともと循環器内科の専門医でした。
地域医療の拠点としてこの地でクリニックを開院するにあたり、高齢者の方がますます増加するこれからの日本の社会にあっては、医療分野だけでできることには限界があると考えていました。
医療と介護とは本来つながっています。
その垣根を感じさせることなく、患者様や利用者さまの健康をしっかりと守る体制が必要だと思ったのです。

その2つの分野の橋渡しをするためには、自分自身が両方の専門家になることが必要不可欠でした。
そのため介護についても専門的に学び、みなさまが医療も介護支援サービスもスムーズに受けられるような複合型の総合施設を開設いたしました。

また、特に認知症と認知症予防は、これからの重要な問題です。
認知症についても専門的に学び、日本認知症学会認定専門医となり、予防に力を入れた日本認知症予防学会を新しく立ち上げました。
あわせて、認知症ケア、脳リハビリの専門施設も開設しました。

医療と介護のニーズは、みなさまの生活や暮らしの実情に合わせて変化していきます。
私たちは、その変化の先を見通し、何が必要なのか、どう必要なのかを日々先取りして、患者様、ご家族のみなさまに、ご提供することが使命であると思っています。

翔洋会はこれからも、地域の認知症支援の拠点、高齢者介護と医療の拠点、そして地域のみなさまの健康と安心のための医療の拠点としての、役割を果たしていきます。

今後とも、よろしくお願いいたします。

医療法人社団翔洋会 理事長 辻正純

理事長紹介

長年、ひとつの専門分野に深くかかわってきたことが総合力につながっています。
専門医から総合診療へ
専門医から総合診療へ

私は、大学病院にいたときに、循環器内科の専門医として急性期の心臓カテーテル術を多数こなしてきました。

20年近くの病院勤務の間、実にたくさんの患者様を診てきました。
そのたびに、この分野の深みを感じさせられてきました。
一つとして同じ体はないし、同じ症状もないことを、体に叩き込まれていったのです。

知識だけではなく、多数の経験や具体的な患者様とのふれあいのなかでしか、学べないことがあります。
それは、長いあいだ続ければ続けるほど深く、すべてを知ることが不可能なほど広大な現実と、向き合うことになります。
専門を極めることは、そのような深みをしっかりと知ることだと学んできました。

総合医療ということがいわれるようになり、大学でもそのような医師を育てようとしていますが、一つの分野を極めることなくして、総合的な診療はあり得ないと私は考えています。
スペシャリストとしてひとつの道を極めることで、はじめてジェネラリストの重要性やその役割に気づくことになるのです。

循環器内科専門医だった私が、医療と介護の境界を取り払った総合的な診療と介護施設を理想型として考えるようになったのは、この地に開業することになってからです。

地域のクリニックは、みなさまの「かかりつけ医」として、暮らしのなかのさまざまな事柄に対応しなければなりません。
あらゆる症状を適確に診断する必要があります。
そのためには、幅広い診療内容に対する専門的な知識と研究が必要になります。
一つの分野で深くかかわった経験か、他分野の修得、実践にも大いに役立っていると思います。

辻内科循環器科歯科クリニックでは、総合診療の考えを大切にしています。
すなわち、①身体疾患および合併症 ②認知機能障害 ③認知機能障害から来る周辺症状(BPSD) ④生活障害 が組み合わさって高齢者およびそのご家族を苦しめています。
そのため、画一的な①のみの診療では、病状は改善しても、高齢者やそのご家族が住み慣れた地で安心して暮らしていくための支援に結びつかない場合もあります。

そこで当院では、①にとどまらず②や③の認知症診療を積極的に行うと共に、④に関しても、介護保険制度の利用を地域のケアマネさんと連携しながら推進し、高齢者やご家族が住み慣れた地で安心して暮らせるよう支援していきます。

包括的な地域サポートと認知症
包括的な地域サポートと認知症

地域医療にとって、高齢者の医療とケアは切っても切れない関係にあります。
これからの時代、ますます高齢化が進み、その結果として介護の必要性は高まっていきます。

なかでも重要になってくるのが、認知症への対応です。
当施設が、認知症に力を入れているのは、きっと地域のみなさまにとって必要になる分野だからです。

私が認知症にかかわり始めたのは、まだ予防や有効な薬物治療が始まる以前でした。
浜松医療センターの金子満雄先生と出会い、早期発見により認知症の進行を遅らせることができるということを知り、それならば医師として向き合う必然性があると考えたのが最初です。
それから、認知症の研究のために金子先生の日本早期認知症学会、日本認知症学会での活動を盛んにし、現在では、日本認知症予防学会という新しい学会を立ち上げるまでに、認知症とかかわるようになりました。

いまでは、認知症の進行を遅らせる有効な薬品もあります。
薬物療法だけではなく、コミュニケーションや運動などの非薬物療法によっても、認知症を予防することが可能であるといわれています。

私の役割と使命は、認知症専門医として、早期に認知症の診断を行い、適確に予防や治療、介護の道筋をつけることです。
また、その治療や介護を患者様の負担の少ない状態でご提供できるような、総合的な事業を行うことであるとも考えています。

認知症に向き合うことは、これから地域医療の最重要課題になります。
医療と介護の両面に携わる数少ない者として、医療分野にも、介護分野にも働きかけ、この地域だけでなく、全国どこでも、きちんとした専門的な認知症の診断を受けることができ、治療とケアを受けられる社会になるように注力したいと考えています。


医療法人社団 翔洋会 理事長
辻内科循環器科歯科クリニック 院長
辻正純 (医学博士)

所属

医療法人社団翔洋会について

高齢化時代に向けて医療と介護の垣根を感じさせない理想の形で地域のみなさまの生活をしっかりと支えていきます

もっとも良い形で地域医療を提供するためには、地域の方々が「何を望んでいて、それに対して何ができるか」を考えることが重要であると私たちは考えます。

15年前に、この施設を開設したときから、医療だけでは地域に貢献できることは限られている。
高齢者に対する介護を視野に入れた施設にしなければならないと考えました。

医療と介護はつながっています。
高齢化社会では、診断と診療を受け持つ医療機関が、治療や処置だけでなく、身体機能や言語などのリハビリから日常生活にかかわる介護支援の機能も、持つ必要があるのです。

このような複合的な医療・介護施設は、これからますます必要とされていくことでしょう。
私たち、翔洋会は、地域のみなさまが求める医療と介護をご提供していきます。

私たちの考え方

医療・介護のワンストップサービスを目指します。