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脳神経外科

脳神経外科のご紹介

(月曜午後) 神服 尚之

脳神経外科は、主に脳・脊髄・神経の病気を診断・治療しています。「頭痛・めまい・しびれ・ふらつき・物忘れ」などの症状は、脳腫瘍や脳卒中(クモ膜下出血、脳内出血、脳梗塞等)などの脳の病気が原因である場合があります。
当クリニックでは、最新の検査機器を用い、脳神経の病気の早期発見、早期診断に取り組んでいます。脳の病気は早期発見、早期治療が重要です。少しでも心配なことがあれば気軽にご相談ください。 また、当院では、脳・脊髄疾患等で発生した痙縮(筋肉の硬縮)に対し、ボツリヌス療法ITB療法(体内埋め込み式ポンプによる24時間持続髄注療法)を行うことで、筋肉の硬縮を改善する治療に積極的に取り組んでおります。

痙縮とは・・?
痙縮とは・・?

痙縮は筋肉に力がはいりすぎて、動きにくかったり、勝手に動いてしまう状態で、医学的には反射の一種である伸張反射亢進とされます。
わずかな刺激で筋肉に異常な力がはいり、動きにくいだけでなく、眠れないことや痛みの原因になります。日常生活動作(ADL)のみならず、生活の質(QOL)の低下の原因となります。

当院で行う痙縮治療
★ボツリヌス療法

★ボツリヌス療法
過緊張が認められる筋にボツリヌス毒素製剤を施注します。ボツリヌス毒素製剤は神経筋接合部で神経終末に作用し、筋収縮が阻害され、筋緊張を改善します。作用は局所性で、臨床効果はおおむね2~3日で現れ、1~2週間で安定したのち、3~4ヵ月間程度持続します。他の治療法との併用も可能です。症状の推移をみながら徐々に他の部位へ治療範囲を広げることもできます。

★髄腔内バクロフェン療法(ITB療法)
髄腔内バクロフェン療法(ITB療法)とは、痙縮(筋肉の緊張)に効果のある薬を脊髄の周囲(髄腔)に直接(持続)投与することで、症状をやわらげる治療法です。おなかの皮膚の下に薬剤注入用のポンプを植込みます。全身性で比較的重度痙縮の方を対象とします。

痙縮の治療法
痙縮の治療法